こんにちは。加藤です。
来週9/12(火)まで新宿髙島屋B1イベントスペースにて「あめ細工吉原」の出張実演担当をしています。

「あめ細工吉原」定番飴細工に加えまして、今回は私の個人制作飴「Maiko Kato Candy works」を置かせていただいています。

普段専門分野にしている日本伝統飴細工の枠をこえて、洋菓子飴細工・ガラス工芸の感覚も取り入れ「飴」という素材から生まれるさまざまな表現をテーマにしています。

ロリポップ
手で持って舐めやすいようになっている棒付き飴。
見た目にも棒があることの意義があったらいいなと思い、棒も含めて1つのかたちにしました。

「とまり木」    ソーダとローズの香り


「かんざし」
上から ピンクペッパー&黒ゴマ、ピンクペッパー&ソーダ、ピンクペッパー&レモン

 

グラスキャンディ
ガラスをイメージした飴。
制作方法もガラス技法と同じ工程をふみ、光の屈折や光をためこむ透明な素材ならではの魅力を表現しました。


「青板あめ」   ソーダの香り


「でこぼこ 」   レモンとソーダの香り


「うつわ」  左:レモン&ソーダ   右:ローズレモン&ピンクペッパー

 

ミクストメディアキャンディ 
ミクストメディアとは・・・いくつかの異素材を組みあわせること

ガラスは扱い方や加工技法によってさまざまな見えかたをします。
ガラスに対して透明でキラキラしたイメージが強かった私ですが、実際に学生時代に触れてみて全く違う質感、例えば石、水、陶、金属、綿などに見えることに驚きと魅力を感じました。
この時に感じたおもしろさを、今なら飴でも表現できるかもしれないと思いました。

私が飴という素材に感じている最大の魅力は同じ材料から生まれるさまざまな質感の表現の可能性であり、同素材でありながら異素材の質感を作り出すことをテーマにしています。


「水の底」
白・・黒ゴマ&レモン、緑・・黒ゴマ&ソーダ、青・・黒ゴマ&ローズ


「かけら」    ザクザクした食感のバニラとローズ&レモン

 

お菓子であること
オブジェでありながら食品であることを考えると、私はやっぱり最後は食べてほしいと思います。
そんな気持ちを込めてそれぞれの飴に味や香りをつけました。

いつかは形がなくなってしまうものだからこそ、時間が経って溶けるまでは側に置いて楽しんでもらえたら。
壊れるでも捨てるでもない。食べて手元からなくなるということは最高の終わり方だと考えています。

そして形がなくなったあと少しでも記憶に残ってくれれば嬉しいです。

今回、吉原先生をはじめ周りの皆さまのご厚意でこのような機会をいただきまして、とても感謝しています。
これから先もずっと飴細工を続けられるようにがんばります!

 

——「あめ細工吉原」催事出店中——
新宿髙島屋 B1 シーズンイベントスクエアにて
2017年 9/6~12まで

(加藤)